皆さんは背中のトレーニングをする時にシーテッドローのマシンは使っているでしょうか?
もしかしたら、「何となく背中のトレーニングの時は使うけど、どの辺に効いてるかわいまいち…」といった方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回はこのシーテッドローを詳しく解説していきたいと思います。
もう知ってるといった方も見直して意識してみるとトレーニングの質も変わってくるかもしれませんので是非お付き合いください!

シーテッドローとは

まずこのシーテッドローは前から引っ張る種目になります。よく『前から引く種目は背中の厚み出る』といいますが、これはその通りで腕を前から後ろに引くことで肩甲骨を開いて寄せるという動作になるので、僧帽筋を大きく刺激することが出来ます。この僧帽筋を筋肥大させることによって背中の厚みを出すことが出来ます。
一言で前から引くといっても握り方や引くときの肘の位置でも効かせる場所が変わってきます。

アンダーグリップの場合

アンダーグリップで握ると肘を閉じるようにして引くことになります。そうすると広背筋の下部から僧帽筋中部、下部を主に刺激することが出来ます。

オーバーグリップの場合

オーバーグリップで握ると肘を開くようにして引くことになるので、僧帽筋の中部三角筋後部を主に刺激することが出来ます。
この様に握り方で効かせる場所が変わってきます。なので自分の狙いたい箇所によって握り方を変える様にしましょう。

シーテッドローを行う上での3つのポイント

一つ目はシーテッドローで動作を行うときに、体が丸まったり後ろにのけぞるようにしながら引いてしまうと、狙いたい部分にしっかりと負荷を乗せることが出来なくなります。
これは重い重量を無理やり引こうとすると起こりがちです。なので、のけぞらなければ引けない重量ではなく、軽く胸を張って丁寧に行える重量で行いましょう。

二つ目はバーを引くときにしっかりと肩甲骨を寄せる様に意識をし、戻すときに重量に耐えながらゆっくりと肩甲骨を開くように戻します。
これを意識して行わないと腕で引くようになる為、背中への負荷が少なくなってしまうので気を付けましょう。

三つ目はバーを握るときに強く握り込まないようにします。強く握り込んでしまうと前腕に負荷が乗ってしまい、背中から負荷が逃げてしまうのはもちろんですが、背中より先に腕が疲労してしまい背中を追い込めなくなってしまいます。
なのでバーを握る時は指を引っ掛ける様にして、なるべく握り込まないようにしたりだとかパワーグリップを使って補助してあげるようにしましょう。

いかがだったでしょうか。今回は細かくシーテッドローについて解説させて頂きました。
前からバーを引くといった単純に見えるマシンでも知ってみると奥が深い内容になっています。ぜひ次の背中のトレーニングをするときに参考にしてみて下さい!!

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