こんにちは!ビークイックイオン三田ウッディタウン店です!

みなさん、筋トレをすることで健康寿命が上がるのはご存じでしょうか?
今回は筋トレと健康寿命の関係性について解説していきます。

筋肉と寿命の関係

加齢による筋肉量の変化

生まれたばかりの赤ちゃんの筋肉量は少なく、立つことも歩くこともできません。成長していくにつれて筋肉の量が増え、20歳ごろまでは、筋肉の組織は太く長くなっていきます。そして、20歳ごろを過ぎると少しずつ筋肉量が減っていき、70歳代では20歳代の4割程度に減少するというのが一般的な推移といわれています。

筋肉量が保てているほど寿命が長い

筋肉量が多いほど長生きできることがわかってきている。
最近、75〜84歳の高齢者の歩く速さと、10年後の生存率を調べた研究で、筋肉の量が多いほど長生きできることがわかってきました。普通以上の速さ(毎秒1.4m以上)で歩けるグループと、歩行速度が遅い(秒速0.4m未満)グループとを比べると、10年生存率に3倍程度の開きがあることがわかった。この結果は、歩くのが速い人、すなわち筋肉量が多い人ほど長生きできることを表しています。今、歩くのが遅い人も、運動や適切な食事などによって速く歩くことができるようになれば、生存率を伸ばすことが可能です。

筋肉量の減少で高まる様々なリスク

筋肉が減ることによって運動機能の低下で転倒などの危険が高まるだけでなく、免疫力低下や血糖値の上昇などにつながり、病気にかかりやすくなります。

筋肉量減少のメカニズム

筋肉量は、筋肉を構成するたんぱく質の代謝(合成と分解)によって決まります。合成が多ければ増え、分解が多ければ減りますが、このバランスが保たれていると筋肉を維持することができます。分解が多くなってしまう場合には筋肉がだんだんと痩せ細っていくようになります。
この代謝には加齢と生活習慣が深く関わっています。例えば、栄養素を考えて食事をバランスよくとっている人や運動に取り組んでいる人は合成が行われるため、筋肉の量が維持することができます。一方で、栄養をきちんととっていなかったり、運動不足であったり、肥満・メタボの場合には分解が進んでしまい筋肉量が減っていきます。

筋肉が減ることにより病気のリスクが高まる

加齢に伴い、筋肉量は減っていきますが、筋肉が減ると、肺炎や感染症、糖尿病などさまざまな病気のリスクも高まります。筋肉はエネルギーの貯蔵庫で、血糖値の調整を行う働きがあり、食事をとると血液中の糖が多くなります。糖の一部は脂肪にも蓄えられますが、多くは筋肉にため込まれ、筋肉の量が減ると糖をためておく場所が少なくなるため、糖を調節する力が低下して血糖値が変動しやすくなり、糖尿病になる可能性が高まります。
また、筋肉が減ると免疫機能が低下し、肺炎などにかかる人が多いことも報告されています。厚生労働省研究班の報告では、筋肉量の少ない高齢の男性は、多い男性に比べて死亡率が約2倍になるとの調査結果がまとめられています。

まとめ

今回は筋トレと健康寿命の関係性について解説しましたが、身体を動かす人は、身体をあまり動かさない人と比べると糖尿病や肺がんになるリスクを下げられる。加齢によって筋肉は年々減少してしまいますが、筋トレによってある程度維持することができるので長生きしたい方は、早いうちに筋トレを始めて筋肉をつけるといいでしょう。