こんにちは!!
ビークイック三田店です(^^♪
本日は、全身弛緩性についてご紹介します!!
全身弛緩性とは、先天的に靭帯や関節包が緩く関節が正常の可動域よりも過剰に動く状態のことです。
日本では全身7カ所の柔らかさを判定し、
3カ所程度が陽性だった場合に全身の関節に弛緩性を有していると判定する東大式を採用することが多くあります。全身弛緩性を有していると靭帯損傷などの発生率が高くなります。
①手関節:掌を上にして手関節を母指とともに掌屈し、母指が前腕に着く場合を陽性とします。
➁肘関節:肘関節の過伸展が15度以上ある場合を陽性とします。
③肩関節:背中で指が握れたら陽性とします。
④膝関節:膝関節の過伸展が10度以上ある場合を陽性とします。
⑤足関節:膝を曲げた状態で足関節が45度以上背屈した場合を陽性とします。
⑥脊柱:立位体前屈で手掌が全てつく場合を陽性とします。
⑦股関節:立位で踵をつけた状態で股関節を外旋し、側部が180度以上の場合を陽性とします。
全身弛緩性は両側あるものは0.5点ずつ、
脊柱などは点とし、加点法で3点以上あれば全身に関節弛緩性ありと評価されます。
3点以上としている理由は、野球やバスケットボールなどではスナップ動作などが多く、
関節弛緩性がなくとも利き手の手関節などは陽性となってしまうためです。
一方、関節弛緩性を実際は有しているにもかかわらず筋タイトネスによって
各テストが陽性とならず2点となる場合もあります。
大人数をメディカルチェックで実施する際は3点以上とするが、
個々の競技をみる場合は点数ではなく筋タイトネスや競技特性との関係をみながら総合的に判断します。